脊柱の弯曲、連結について
脊柱は椎骨で形成していて、胸椎、肋骨、胸骨で形成しています。脊柱を部分で分けると
頸椎:第1頸椎~第7頸椎
胸椎:第1胸椎~第12胸椎
腰椎:第1腰椎~第5腰椎
仙椎:第1仙椎~第5仙椎(全体として1つの仙骨になります。)
尾椎:第1尾椎~第3~第6尾椎(全体を尾骨)
脊柱の弯曲
成人の脊柱を側方から見ると、頚部と腰部では前方に軽く弯曲し(前弯)、胸部と仙骨尾骨部では軽く後方に弯曲しています。(後弯)
全体として軽いS字状の曲線を描きます。このうち後湾している部分(胸椎、仙骨、尾骨部分)は胎生期には存在しており、一次弯曲と呼ばれています。胎児では後方に凸の1つの弯曲があるのみです。頚部、腰部の前弯は生後に直立が可能になってから形成されるもので二次弯曲といわれています。頚部前弯部分は頭を支えるスプリングの役割を果たしており、胸部後湾は心臓などの内臓を保護するためにあります。腰部前弯は体幹と頭を支えるスプリングの役割をもち、仙骨尾骨部の後弯は骨盤内臓を保護するためにあります。
脊柱の連結
椎間円板、靭帯、椎間関節による連結があります。
①椎間円板
椎間円板は椎骨の椎体の間にあって第2頸椎から仙骨までの間に存在し椎体を互いに連結します。脊柱に加わる衝撃に対してクッションの役割を果たします。椎間円板は中心部を髄核、外周の線維輪からなります。髄核は70~80%の水分を含むゼリー状のやわらかい組織で線維輪は線維軟骨で髄核の外周に輪状の層板を形成します。老人になると、含水量は減少し線維化が進みます。そうなると弾力性は減少し、運動の制御を受けてしまいます。
椎間円板の厚さの合計は脊柱の約1/4の長さを占めます。
②靭帯
脊柱の全長にわたって椎体の前面と後面にはそれぞれ縦に走る前縦靭帯、後縦靭帯があります。上下の椎体を連結する靭帯は多量の弾力線維を含み、黄色を呈するので黄色靭帯と呼ばれます。棘突起間を結ぶ靭帯は棘間靭帯、棘突起間後端を結び上下に走る靭帯は棘上靭帯と呼ばれます。
ただし、頚部では項靭帯と呼ばれます。四足の動物ではとくに発達しており、後頭部の筋肉と共に頭が下がらないように支えています。
③椎間関節
上位の椎骨にある下関節突起と、下位の椎骨にある上関節突起との間にできる平面関節です。

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